リムジンバスが来た。かわいい牛たちさようなら。

予定通り朝6時に2台のトラックとトレーラーが迎えに来て、うし87頭が旅立った。
慣れない囲いの中でトラックを待つ牛たち

来た来た

ローディングレースにトレーラーのドアを
ぴったりくっつけて牛をのせる

電気棒で牛の背中をちょんとつくとあわてて前に進む牛

この夏に売る牛も残り少なくなってきた。
12月は約100mmの雨が降った。思ってたよりも多かった。
だから草が結構育っていて、のびきって牛しか食べないような草はまだまだあるから草のコントロールができるかどうか心配。

牛はこの長い草を舌を絡めてちぎって食べられるけど、ひつじは下の歯と上唇でちぎって食べるから短い草でないと食べられない。
残ってる家畜はひつじばっかり、うまくコントロールできるといいけど。


ニュージーランドの夏

気温32℃。ニュージーランドの夏はカラッとしていて気持ちいい。
何年も前に冬の寒い日のためにエアコンをつけたけど、未だに冷房は使ったことがない。
それくらい涼しい。外に出たときの日差しは痛いほど暑いけど。

暑い日中は日陰で昼寝。動物が。

これだけ日差しが強いと、毎日夕立があって地面を潤してほしいところ。
今週末に雨の予報がでてるから、それまで草がみどりでいられるかな。





最後の晩餐

87頭の牛。夕暮れ近くまで食べ続ける。

一年ちょっと前、一歳で買ってきた体重300kg弱の牛たち。
一度売られそうにもなったけど、やっぱりキープしていた子たち
今では平均体重550kg位の立派な牛になった。
だから肉屋に旅立つ時が来たってこと。

毎日毎日しっかり食べてよく頑張ってくれた。
草だけで一日あたり600gくらい体重を増やした。

牛はひつじより愛嬌があるし、人間のことが好きみたいだし、顔に表情もあるような気がしてとてもかわいらしい。
いってしまうのはさびしいなあ。





赤ちゃんひつじの毛刈り

生後3か月ちょっとのこの子たちは待ってる間に疲れて寝てるのもいる。
まだまだ赤ちゃんなんかな?

最近は子供たちがよく役に立つ。
2時間ちょっとのお手伝いも進んでやってくれて助かった。
仕事が多ければ多いほど張り切ってやってくれることも分かった。
去年まではこうはいかなかったのに、大きくなったってことかな。
今日の140頭のひつじからとれたウールは140kg弱。

先日の毛刈り この日 と この日 の毛6000kgはちょうど売ったばっかりだし、今回のは売るほどの量でもないから来季のメインの毛刈りの分と一緒に売る予定。

うちのひつじは肉をメインに育ててるので、繊細な質の毛ではない。だから紳士もののスーツや肌触りの良いウールのセーターにはなれないらしい。ちなみにあれは主にメリノウール。
一体うちのウールは何になるんやろう。



ひつじの毛刈りが終わったと思ったら、

つい最近ひつじの毛刈りが終わったはずだけど、動画があるよ
別のグループのひつじがまだ残っていて、というか残していて、
明日毛を刈ることになった。

そう、毛刈りの前にはお尻のまわりの汚い毛を刈る。
こんな風に毛刈りと同じように小屋の中ですることもある。
理由はこのひつじたちは小さすぎていつもの この機械 でははさみにくいことと、9月末から10月にかけてうまれたこのひつじたちは体が小さいだけでなくけでなく、行動も幼くて突拍子もない行動にでる子たちばかりで機械では扱いにくいから。

準備万端。
今晩はこの小屋ですごさせて、草を食べられないようにしてお腹を空っぽにする。
そうするとひつじをお腹を上にひっぱり出してきたときに体を丸く曲げやすい。お腹がいっぱいなのに無理やり曲げると、ひつじは心地悪くて逃げ出そうともがきだす。そんなことされたら毛刈りどころではない。

この140頭の特別に小さいこひつじたち。
どうして先週まとめて刈ってしまわなかったかというと子供たちと一緒にやりたかったから。
7歳と9歳の二人は動物が大好き。牧場の仕事も大好き。最近になって気が付いたら進んで仕事を手伝ってくれるようになっていた。

一頭当たり1分で刈ったとして140分。
夏休みのお手伝いにはちょうどいい。







ソレ ミオ Sol3 Mio トップオペラシンガーなのに笑える

クリスマスコンサートの番組をみていて、オペラのトリオSol3 Mio が気になった。

ハレルヤ

これもおもしろい


午後からはまたサイクリング。
子供たちも一緒だったからアイスを買うために町まで走った。



ひつじのくせに人間がこわくないんか!?

繁殖用オスの健康診断。
18頭すべてを集めて体重をはかり、問題がないかをチェック。
選りすぐったオスのひつじなので特別大切にしてる。
みんな健康そうで何より。

顔の黒いひつじはサフィックという種類のこれも早く大きくなるひつじの血が50%混じってる。
うちのひつじはどれもこれもはやく大きくなる品種がほとんど。
理由は8月中旬から下旬にかけてうまれたこひつじを、12月中ごろまでの肉の売値が高いうちに体重34kg以上に育ってもらい、出荷するためには重要なこと。

右の方の顔の黒いひつじはまだ2歳なのに体重が115kgもある。
オスのひつじはからだが大きいこともあって堂々としていて、メスのひつじほど人間や犬を怖がらないから仕事がやりにくい。
こういう時は牧羊犬のうち、大声で吠えるハンターウェイを使う。
それでもあまり怖がる様子もなくぬぼーっと立ってることも多い。
ばかにしてんのかっっって思ってしまう。

締めくくりは薬で足を消毒して、このシーズンにかかりやすい水虫みたいな感じの足の病気予防。

今日はクリスマス。
仕事はこのくらいにしてサイクリングに行ってきまーす。


薬の入ったフットバス

クリスマスイブ

明日はクリスマス。

ニュージーランドのクリスマスはちょうど日本のお正月にあたる感じ。
クリスマス休暇に備えて前日まで忙しく仕事をし、掃除をして、料理もして準備万端にしてクリスマスを迎える。

1年おきのクリスマスにみんなで集まることになっている私たち家族は、今年は集まらない年。
せっかくだからゆっくりさせてもらおう。

その代わりクリスマスカードを手作り。

うちの家に大量にある布の中から選んで、カードに張り付けてミシンで縫ってみた。
かわいい?
手作り楽しい〜♡

もう少し早くつくればクリスマスに届いただろうに。


いれずみが名刺代わり

こひつじの毛刈り2日目。
昨日とは違った顔ぶれ。

それにしてもどの職人たちもみんな小柄。
毛刈りは1セット2時間を、休憩をはさみながら一日に4セットする。
持久戦だからマラソン選手みたいな体格の人に向く仕事なのかな?

いれずみクン率も高い。
服を着たままで確認しただけでも7人中4人にいれずみを確認。
見えないところに小さくいれてる人もいるかもしれない。
いれずみがないと面接で落とされるんかなっていうくらいの確率。
一緒に仕事をするのはちょっとこわいな。

耳栓を持っていくのを忘れたけど、今日もすごい音量だった。


ひつじの毛刈り動画 音楽は大きければ大きいほどやる気がでる?

小さいもので体重30キロ弱。大きいのは35キロ位の生後4か月のこひつじの毛刈り。

職人たちにとっては体重80キロほどもある大人のひつじに比べたら、ウサギの毛を刈るくらい簡単なんちがうかな?
遊びでやってみたことがあるけど、私みたいな普通の人には毛刈りに入る前に捕まえてひっくり返すだけでもものすごく苦労するけど。



映像では伝わりにくいけど、何でこんなに音楽大きいの???って疑問に思うくらい大きい。バリカンの大きな音さえかき消されてる。
幸い毛刈りのギャングは7人セットで来て仕事を全部自分たちでこなしてくれるから、私がこの小屋の中に入る必要はない。もし手伝うことになったら耳栓を持っていこう。

生れて4か月のこひつじでも毛刈りするの?

刈るほど毛が伸びてるのかな?と思うけど一応ある。
こひつじの方が大人のひつじより毛の質が良くて、高く売れるから一応刈る。
2000頭を明日と明後日でこなす予定。

なので前日準備、恒例のお尻周りの毛刈り。
毛が短いから刈りやすいけど、小さいこひつじを大人のひつじの時と同じ大きさのバリカンで刈るのはやりにくい。

たまに生後すぐのしっぽ切りから逃げ出して長いままのがいる。



数日前に怒られて3本足のお仕置きを受けたローズここ
もこのヤードでの仕事は大好き








忘年会のかわりにクリスマスパーティー

ニュージーランドでは忘年会はないけどクリスマスパーティーがちょこちょこある。

こんな小型の熱気球みたいなのを飛ばしているところもあったよ。
ろうそくに火をつけて上手く風に乗せるように手を離すとフワーッと浮き上がって、結構なスピードでドンドン高く上がっていく。見えなくなるまで。

手作りもできるらしい。
さっそく挑戦しようかな。














ニュージーランドの終業式と卒業式

ニュージーランドでは一年の終わりが年度の終わり。
終業式が終わって6週間強の長い夏休みに入る。

式では各学年男女各一人ずつ、一番よくできた生徒にトロフィーの授与がされる。
基準はもちろん勉強がよくできること。それプラス学校外の活動なども評価対象になることもある。例えば家庭内暴力を救うための活動をしていた女の子も受賞した。

10分か15分毎に歌をはさんで、生徒を飽きさせないように、悪いことをさせないように配慮しながら式は進んで行き、最後は卒業生たちの進路を発表して卒業式を兼ねた感じ。

式が終わって教室に戻るとドアに来年のクラス発表がされていて、喜んでる子たち、がっかりしてる子たちで賑わっていた。
休みの間中、どんなクラスになるかと心配するより、早めに発表してくれると助かる。



生徒たちが入場する間、先住民族マオリの子たちがお出迎え。
 



ニュージーランド国家を歌って式が始まった。




















冬の食糧 干し草づくり

干し草づくり。
冬の草が育たない時期に牛が食べる。
4台のトラクターがそれぞれ役割の違うトレイラーをひいてきてまずは草を刈るところから。
干し草づくりも今は冷暖房完備のトラクターでトレイラーを引っ張るだけ。
今年は少なめの220個作成。
今年の冬は牛の数を減らす予定だからこの位で十分。

夏前の一番値段が高いときに牛を買うことを避けるために、草はないけど牛を安く買える冬に買って、干し草を与えて食いつなぐ。
そして夏が来たら緑の草をガッツリ食べて体重を増やす。
牛は夏には一日に体重が2kgも増える。

この干し草づくり、結構お金がかかる。
へたすれば夏前に値上がりする牛を買う方が効率的かもしれない。
だから今年は少な目の220個。冬の草の少ない時期、一日に2-3個300頭くらいの牛に少しだけ生えてる草と共に与える。

         
       一台目のトラクターが長くのばしておいた草を刈る
    
一日かわかしておいた後2.3.4台目がやってきた
      
二台目が集めて



三台目が吸い上げて四角く切ってひもでくくって落としていく

四台目がそれを拾い上げてビニールで何重にも巻いて
真空状態にして落としていく
一日乾かしたけどまだ生きた草。ビニールの中で冬までの数か月間、
漬け物状態にして栄養価が増す。


犬のトレーニングはそれぞれの性格に合わせてする 頑固な2歳半のローズの場合は? 

毎朝の何気ない風景。
家畜の移動。

でも今日はなんだか走りにくい2歳半のハンターウェイドッグ、ローズ。
悪いことをしたからお仕置きで3本足で仕事をさせられてる。
人間みたいに話せばわかる相手ではないから犬のトレーニングでは時々やる。

今日ローズは、ひつじをひとまとめにして後ろから吠えて追い立てる一番簡単な仕事をしてる時にいたずらをやってしまった。
後ろからひつじのかたまりの真ん中に分け入って脅かし、ひつじをバラバラにしてしまった。
朝から繰り返し注意を受けていた彼女は、ご機嫌んななめになり、とうとうやってはいけないことをやってしまったというわけ。






通学のロードパトロール

今年度もほとんど終わり。
1年間のロードパトロールも私の番は今日で最後。
ロードパトロール自体は5.6年生がするので私は見張ってるだけ。
毎週金曜日にたった40分ほどの仕事だけど楽しかったな。
子供たちは学校で起こったことや先生、友達のことなどいろいろ話してくれる。
私のおかしな英語もご丁寧になおしてくれる。
自分の子供とは年もちがうし面白い。

冬には雨もよく降ったし面倒くさい日もあったけど、終わってしまうとなんか寂しい。


クリスマスパレードで優勝!

          
幼稚園の子供たち
巨大なトラックでおどったり

ニュージーランドならではの飛べない鳥、キウイが乗ったフロートも

KIWIANA CHRISTMAS(ニュージーランドっぽいクリスマス)が今年のテーマ。
ニュージーランドではクリスマスが夏にある。
私たちの学校からは”トナカイがそりに乗ったサンタクロースを引く‘’かわりに、”ひつじがトラクターに乗ったサンタクロースを引く” 設定でこんな感じのフロートをだしたよ

このかわいいひつじたちが

          

トラクターに乗ったサンタクロースとプレゼントを引っ張る。
そして優勝!
トロフィーと賞金$200をGET!!!

             

「やれ」と言われないから「やる」子供たち ニュージーランドの学校ってますます面白い

Modern Learning Environmentというニュージーランド政府が推奨しているシステムを採用している私たちの小学校は、え?こんな教育方法があるの!?って度肝を抜かれるほど新しい、というか、新しく感じる。

まず見た目に大きく違うところは教室にあまり机がないところ。
かわりにソファやビーンバッグがある。
どこで勉強するかを自由に選べる。
音を出てしまう読みの練習などは周りに気を使って外ですることもある。
教室は2クラス分の大きなサイズにリフォームされていて、生徒数も2クラス分42人、先生も二人。

この辺まで聞いたらどうやって生徒が勉強に集中するのかがかなり疑問になってくる。

生徒は朝、一日の課題を与えられ、自分で予定をたて、時間をやりくりしてこなしていく。
見たところしっかり責任をもってやってる感じがする。
生徒たちは各教科レベルごとに6つのグループに分けられていて、新しいことを習ったり、先生の指導を受けるときはこのグループ毎にうける。
だからその時間がきたら自分のやってることを途中でおいて先生のところにいく。時間マネージメントも身についていきそう。
課題の中には二人組でやるものもあるから他人との折り合いをつける必要もでてくる。

教える側の立場からみるとお互いに協力し合えてるので効率的らしい。授業の準備は大変だけれど、授業中に手いっぱいになることがないという。
一人の先生がグループにteachingをしてるときは、もう一人の先生はフリーでクラスをまわっていて生徒がいつでも質問できるようになっている。
この教育方法、成り立つどころか、かなりうまくいってる。生徒が自発的に学んでる。
何よりも驚いたのは教室が静かだということ。それぞれが進んで自分のやるべきことに集中してるからでしょう。「やれ」といわれないほうがやる気が出るってことかな?

机といす位は使えばいいのにとか、まだほかにも疑問はあるけど、何よりも生徒の学力がPAT(Progressive Achievement Test)で前年に比べて6〜8%もあがった(学年ごとに違う)というからすごい方法なのは確か。それかそんなにも改善できるということは元々が余程悪かったのか??
PATっていうのは3年生以上が1年に一回受けるテストで、全国的に見た自分の到達具合がわかるテスト。

この新しいシステムを完全にコントロールしてる校長先生もすごいなと思った。先生たちも新しいやり方に手探り状態のはずなのにそんなそぶりは見受けられず、一致団結してる感じ。

前回の学校偵察から授業ではなかなか答えを教えてくれない、ことに驚いたけど、こんな感じこれもModern Lerning Environmentからきてたんだ。
学校がますます興味深くなってきた。


教室のそとで読みの練習中
一人が読んで一人があってるかチェックする

クリスマスモード


クリスマスの雰囲気がそこらじゅうにただよってきた。
うちの手作りカウントダウンこれによるとあと15日。
ちょうど日本のお正月前ってところかな。
ビジネスは最高に忙しくなるし、忘年会のかわりにクリスマスパーティーがしょっちゅうある。
明日はTe Kuitiの町で行われるクリスマスパレード。
夏祭りのおみこしみたいな感じで各団体から個性的なのがひとつ出てくる。
私たちの小学校からも素敵なクリスマスフロートをだします。
勝ちを競っているので親たちは真剣に計画をたて、夜な夜な家で制作をしたり。
子供たちはサンタクロースが届けるプレゼントに変身する予定! ↓ こんな感じ。
明日の当日が楽しみ。

ニュージーランドの教育ってこんなこともするの!?

あと一週間で夏休みに入る。

休み前の先生とのミーティングで息子のことについて話し合った。

彼は非常にリーダーシップに長けてるから今学期はリーダーの教育に力をいれていたという。
???リーダーの教育を?彼だけが?そうみたい。

グループごとに行われている日々の学習で、あるグループに息子をリーダーとして配属した。
教える課題は簡単な手遊びから始まり、今学期が終わろうとしてる今ではグループの生徒に算数やきれいな文字の書き方まで教えられるようになったらしい。
いいのかな?息子はまだ7歳。
教えられる方は迷惑なんじゃないかと思うけど。

まず全員の注意をひいて、教える体制にはいるのにかなり苦労したらしい。何度も先生を頼ってやっとのことで手遊びを教え、グループの子供たちができるようになり、それと共に息子の自信もついてきたという。
リーダーシップって簡単じゃないこともわかったし、リーダーになると今まで気づかなかった先生の気持ちがよくわかったし、貴重な体験をさせてもらったみたい。

夏休みまでの数日もリーダーシップ教育はつづくらしい。がんばれ!!

それにしてもニュージーランドではみんな平等に教育を与える、という基準がないんだろうか?



朝7時ちょうどにひつじの毛刈りは始まった

今日も
ひつじの毛刈りはつづく。
いつも思うことは、誰も遅刻してこないなってこと。
当たり前のことのようだけれど、仕事に関してでも適当なところがあるニュージーランド人だから普通のことをしてくれたら素晴らしいことのように感じるときがある。
とにかく、ひつじの毛刈りに関しては時間にきっちりしてる。

それにしても迫力がある。ひとりひとりもそうだけど、チームとしての気合いみたいなものも感じられる。
友達を連れて学校から帰ってきた子供たちが皆で毛刈りを見に行った。
うちの子たちは慣れているものの、友達はずいぶん尻込みしていた。
気持ちはわかる。この迫力、爆音、それと職人の入れ墨も?
入れ墨がないと、毛刈り職人とラグビー選手にはなれないのか?っていうくらい、いれずみ率が高い。70〜80%くらいかな。

今日も昨日と同様、きれいに刈ってもらい、更にスピードも速いプロ中のプロの職人たち。
2日目の今日、時間どおりの5時に一旦バリカンを止め、残ったひつじの数を確認するとたったの150頭。4人で刈ってしまえば30分弱。
さあ片づけてしまおう、となるのかと思いきや、明日やります、と帰ってしまった。
やっぱりこの鉄人たちでもしんどいのか。
残ったひつじたちはすでに一日半も飲まず食わずだから早く牧場に帰してあげたかったのに。

さっぱりしたひつじたちは、やっぱりちょっとヤギっぽい。


ニュージーランドでひつじの毛刈り 1150頭

ひつじの毛刈り一日目。一区切りは2時間でそれを一日に4セットこなす。
休憩時間以外は音楽をガンガンにかけてテンション上げて、猛スピードで毛を刈り続ける。
それはもうかなりのエネルギーを感じるよ。
スピードに関しては速い人、遅めの人がいるものの、みんなベストを尽くす。一頭あたりで賃金が支払われるから。

2時間ごとに休憩をはさむものの、この仕事はかなりの体力を使う。
この職人たちは毎日これをしているからすごい。

今回はこの町に住む職人が二人、フランスからの旅行者が二人の合計4人の毛刈り職人と3人のサポートの計7人のチーム。
とても丁寧に毛を刈ってくれるにもかかわらず、スピートが早いという腕前で、3日かかる予定が2日で終わりそう。
ラッキー!

今朝は冷え込みはなかったものの、朝7時からの毛刈りはひつじのからだが温まっていないので肌の脂(これがラノリン)がかたい状態。柔らかくするために一つの柵の中にひつじをぎゅうぎゅう詰めにして温めた。からだが温まると柔らかく溶けてきて毛刈りがしやすくなる。バリカンがスルスル良い感じに滑る。

2頭のひつじが一緒に柵からでてきてしまうなど、多少のハプニングがあったけど、一日目の今日は無事に終わり。

明日も同じチームと毛刈りの一日。



毛を刈られてさっぱり
ちょっとヤギっぽい
一日半ぶりに草が食べられる

2500頭のひつじの毛刈り いよいよ明日

明日は一年に2回のひつじの毛刈りの日。
連日お尻のまわりの毛をきれいに刈って準備はほぼ整っている。
今日は最終の準備。

24時間以上絶食させて当日に臨む。人間の健康診断みたい。
なぜ絶食かというと毛刈りをするときはひつじをお腹のところで折り曲げるような恰好にさせてするから、空腹だと曲げやすくなる。
雨とか夜露で毛が濡れていると毛刈りがしづらいし、濡れた毛をパックして出荷するわけにはいかないので今晩は屋根のあるところで夜を過ごします。

写真のように多少のゆとりを持たせて小屋にいれることでひつじがおしくらまんじゅうで窒息死することを防ぎ、夜通し電気をつけて立たせて待たせます。座ってしまうとお尻のまわりに糞がついてしまい、刈った毛をパックするときにじゃまになるから。

毛刈り予定の2500頭の半分が待ってる。無事に夜を過ごしてくれたらいいなあ。





手作りクリスマスツリー どっちが男の子でどっちが女の子作でしょう。








上が男の子作。犬小屋をつくった時の廃材をしっかり釘で止めて飾りつけ。
7歳男、釘打つのが上手でビックリした。
下が女の子作。毎日カウントダウンしてる。すごくいいアイデア!
クリスマスまであと21日らしい。