お母さんひつじに予防注射

今日は1000頭のお母さんひつじに
予防注射をして、サプリを飲ませ。お尻の周りの毛刈りをする。
この1000頭は今月末から来月にかけてこひつじを産む。


予防注射って、5種混合。色んな感染症が防げるし、母乳を通してこひつじに病気がうつることのないようになってるのもある。

サプリはミネラルサプリで、妊婦さんは特に優れた栄養が必要ってことになってる。
ほんまに効果あるんかいな??
飲ませ方は左腕でひつじのあごを、左の親指をひつじの口角に滑らせて、口がちょっと開いたところにチューブみたいなのを突っ込む。ひつじは暴れるからこの作業、かなり大変。だから効果があってください!元気なこひつじを産んでね。




雨が降ったら牛たちはどうする?

雨が降ってもいつもと変わらず、いつものところで草を食べて、寝る。
放牧だから、小屋に入れるわけでもない。

 今日は霧が濃い。
神秘的??
霧の日の写真も悪くない。
見通しが悪いから仕事はしにくいけど。

犬は色が見えないらしいから、こんな日はもっとやりにくいやろうなぁ。


いつも通り、電気の通ったフェンスを簡易でセットして今日の草と干し草をあげる。
左側に明日の分の干し草もばらまいておいて、
明日はフェンスを巻き取るだけにしておく。
実はこれって大事なこと。
雨の日に、干し草をばらまくために大きなトラクターを走らせると、走った後がトラクターの重さでドロドロ、草も死んでしまう。おまけに干し草を待ってる90頭の牛たちがその後を追いかけて、さらに地面をドロドロに。
だから雨の日はできるだけ牛たちを静かに、そおっとしておきたい。


冬の日課 ひつじの見回り

こひつじが、あっちでもこっちでも産まれまくってる。
見回りに行くと、ひつじは人間が怖いから逃げていく。
おっと!! こひつじをおいて逃げ出しそうになったお母さんひつじ、思い出したように戻ってきて呼び寄せてる。
一度はぐれてしまうとみなしごになる可能背もあるから大変!

そんなこことだから見回りをしない農家もいる。
それはそれで、妊娠中のひつじがトラブルにみまわれてるときに助けてあげられないリスクがあるから、うちでは毎日見回りをする。




ニュージーランドの農家の冬の仕事

朝の仕事。
冬の間、牛たちをお腹いっぱい食べさせるだけの草がないから



こうやって電気の通ったワイヤーでフェンスをつくって
(こうやってなんてかいてるけど、この写真でそこまで見えるんかいな?)
毎日約20メートル幅ずつ、新しい草を食べられるようにする。
冬の間は大きく育つほどの食べ物はあげられないけど、少なくとも現状維持が出来るくらいは食べさせてあげないとね。



牛たちは毎朝これを楽しみに待ってる。
バイクで到着するとまるで犬みたいに走って寄ってくる。
待ってくれてると思うと相手が牛でもかなりうれしい。
うれしいし、かわいいし、もちろん話しかけたりもする。
日本語で。
意外と通じてるみたいよ。