体重=$

ここニュージーランドのワイカト地方は、ここ3週間ほどいやになるほどの雨続き。
たまに晴れ間が見えたとしても、10分後にはまた雨がパラパラ...
一番の寒さは峠を越したものの、草が育つほどの気候はまだまだ来そうにない。

ここ最近は、家畜に食べさせる草の心配ばかり、とうとう限界が来てしまい、牛を108頭売ることにした。
売ることにしてから、実際に牛が肉や屋さんに運ばれるまでに1週間を要した。
1週間くらいかかるのは普通だけど、食料が限界に来てからの1週間はつらかった...

トラックに乗る前の牛たちの姿は、
一見丸々太ってる。
でも、1週間前に体重測定した時のそれは維持できてないだろうなぁ。
体重=$だから
体重はすごく気になる。

 いつものように細い廊下で体重測定


トラックに乗り込むぞ!



こひつじと遊ぶときは自分もこひつじになるのが一番

白くてフワフワしたヘアバンドをつけて自分もこひつじ気分


人造肉が現実的になってきた

怖いな。
まだまだ、ずーっと先の話やろうって思ってたけど。
そうでもない気がしてきた。

チーズを混ぜたハンバーグや、ソーセージにすれば人造肉と気が付かないくらいの味になってきてるとか。

うちの家で食べるごはんって、”素材そのもの” が基本。(よく言えば)
簡単にいえば、火が通ってるだけ、もっと簡単な料理なら 切っただけ。
料理とはいえないとさえ言われることもある。(-_-;)
でも素材がいいからおいしいねんなぁ♡

人造肉の時代になったら、普通の肉の価値はどうなるんやろう。
破格な人造肉に対して、特別においしいものとして残っていく気がするけど、高すぎて売れなくなるのかな?


Dirty cows の意味

dirty cows(訳すると汚い牛)
牛なんてどんなうしでもそこらへんでウンコするし、汚いやんって思っててんけど、
そういう意味じゃないのかぁ。

子宮内膜炎に感染してる牛って言う意味やって。

かわいそうに、病気なのにdirty(汚い)と呼ばれるなんて。

獣医さんにチェックをしてもらい、感染がわかれば抗生剤を膣に入れて治療すれば治る。

出産後の40%ものお母さん牛が感染してるっていうから結構な確率。

えーあんたもかかったの?実は私も......って声が聞こえてきそう。

こんなに高い確率ならみんなチェックしてあげないとね。

感染しても普段通り健康そうにみえてるけど、不妊になってしまうから治療は必要。

乳しぼり用の牛は妊娠して子牛を産まないことにはお乳がでないから、不妊=肉屋行き。




関税引き上げ! やめて!

日本が冷凍輸入牛肉の関税を引き上げたって。
上半期に輸入した肉があまってるらしい。
世界中には食糧難で死んでいく人がいるっていうのに、あるところにはいっぱいある。
食べ物は無駄にはできないね。

それにしても冷凍の肉ってそんなに長持ちするんか???
まあ、家庭の冷凍庫とは違って保存の状況はいいんやろうけど、いくら冷凍でも半年前の肉はあんまりおいしくないんと違うかな?


それにしても牛たち、おいしそうに食べてる。

ラグビーのこと

ラグビーの決勝戦。
これで今季の子供たちの冬のスポーツシーズンも終わり。
両チームで記念撮影。

負けたチームには泣いてる子たちも。
8-9歳でも真剣そのもの。



食糧飢饉

食べさせる草がない。
人間の場合は無理だけど、
牛の場合は売りに出しちゃう。


渡り廊下を進んで、


体重測定。
頑丈なおりの床が体重計。
500kg以上の14頭を売る。



500kg以下の牛たちはしばらくキープ。





ひつじの整理整頓


お腹の赤ちゃんのスキャンの結果、
妊娠していないひつじは売りに出す。
このグループからは数が少なくて、合計12頭をひつじの競り市に連れていく。

ひつじの種類だけでもいくつかあるし、
一人っ子、双子の区別もある。
生まれる時期も1か月半ほどグループによってずらしてあるし、
キッチリ整理整頓しておかないと後々大変なことになる。




小さな自家用トラックで2往復、街のセール会場に到着。

妊娠中のひつじはキープ。
冬の少ない草を何とかやりくりして栄養つけてね。