ニュージーランド電車の旅

オークランドに帰るために女の子を駅まで送って行った。乗る寸前に電車の予約がちゃんとできていないことが発覚。
ここは田舎の無人駅。掲示板に電話番号が書いてあるけどつながらない。
そうこうしてると時間きっちりに電車がきた。
私は他に乗る人がいないみたいなので止まらないかもしれないなぁとおもってると、彼女は立ち上がって手を振って電車を止めた。(ほんとは降りる人もいたんだけど)行動力あるなあ、一緒にいて楽しいわ。
無事に帰れました。
楽しかったよ〜。
また会おうね。


広々とした豪華な感じの車内に興味深々の私達

親離れと来年のための品種改良計画

今日は900頭のこひつじが親離れ。先日の親離れの日のこと 今年はこれで最後。
朝6時から親と子を分ける作業。
それが終わると、こひつじの選別作業。34kg以上のラム肉になるグループと、それ以下のもうしばらくこひつじとして育つグループ。このグループは前もって体重測定を済ませて、背中に青いマークもつけてあるから仕事は早い。この作業をした日のこと
10時前には作業が終わり、300頭の34kg以上のこひつじがトラックで運ばれていきました。
今日のひつじたちはコンポジットという種類のひつじで育ちが早いのが特徴。それに全員一人っ子。お母さんのお乳を独り占めでそだってることもあって900頭中300頭ものこひつじが34kg以上に育ってた。
先日の1800頭中の160頭のふたごで産まれたこひつじに比べればかなりの確率。
ところでこのふたごたちはふたごで小さいだけでなく、ニュージーランドの伝統的なひつじのロムニーの血が半分入ってる。去年アトピー問題があって8頭のロムニーのオスを導入した。アトピーは改善されたものの、からだが小さく取れる肉が少ないし、成長もおもってたより遅いので今年からは使わないことにした。


農業が重労働でなくなる日

ひつじのお尻まわりの毛刈りは大切な健康管理のひとつ。
不潔にしておくとハエに卵をうみつけられてしまう。
いつものこの機械にひつじを追い立て、人間の体重ではさみ込んで毛を刈る。
ちなみに今日は多目の800頭をこなした。
ここ数週間ほどは来る日も来る日もこの作業をしている気がする。
一番大変なことはひつじをはさむこと。重労働。右足に体重をのせるとひつじをきつくはさめる仕組み。ファーマーの体重70kg、ひつじの体重も約70kg。脱出しようと格闘するひつじの強いこと。

そこで前から気になっていた電動の機械を買おうかと近所の農家に視察に行った。
仕組みは同じだけど、全てがコンピューターシステムと電気の力で作動する。
まずは走ってきたひつじをセンサーで感知してひつじを挟む、と同時にひつじの前で門が閉まる。
挟む力の調節も、スピードの調節もボタン一つでできる。必要な場合にはひつじを挟んだ後、横向きに寝かせてお尻の部分のパネルが上がって毛を刈れるようになっている。
ここまでできるのか、と感心!

していたところに、コンピューターの調子が悪くなり、全く作動しなくなった。
1時間ほど作業はストップ。
この機械の開発者がすぐに修理をしたのでよかったけれど、この機械を購入したからといってその人が一緒についてくるわけでもない。
それにやっぱり機会だから人間が作業するみたいな微妙さは全くない。
センサーで感知してはさむだけだから、ものすごいスピードで走ってきたひつじを挟み損ねそうにもなる。
だからまだ購入は決めてない。

かなり大きく、がっちりした機械

ひつじが挟まれるところ

挟まれて横倒し、お尻部分のパネルが開く

オールブラックス + チーフスの選手と交流♡

ニュージーランドのスーパーラグビーチームCHIEFS がTe Kuiti の町にやってきた!!
オールブラックスに8名ほどの選手を送り出している一流チーム。
子供たちは一週間も前から、その日はアディダスの服を着ていくと毎晩くりかえし話していたほど楽しみにしていた。
念願の当日。
チーフスのメンバーとラグビーの練習やゲームを思う存分楽しんで、メンバーとの交流、写真タイムで約2時間のイベントはあっという間に終わり。
ワールドカップが終わったばかりで、オールブラックスに所属していた選手の中にはまだ合流していない選手がいたものの、子供たちと深く関わってくれて、声をかけてくれて、一緒に練習をしてくれて、ゲームをしてくれて、子供たちがこんなに真剣になれるほど、夢を与えてくれるラグビープレーヤーたちに感謝!
一流のラグビープレーヤーと交流できたラグビーファンの子供たちの心にはどんなに貴重な思い出を残したことか。

それにしても大人のファンの数も多かったなぁ。











ひつじってめちゃくちゃ力強い

ひつじのお尻まわりの毛刈りは大切な健康管理のひとつ。
不潔にしておくとハエに卵をうみつけられてしまう。
いつものこの機械にひつじを追い立て、人間の体重ではさみ込んで毛を刈る。
ちなみに今日は多目の800頭をこなした。
ここ2週間ほどでほとんど毎日この作業をしてる。
まずはさむことが重労働。体重70kgのファーマーが右足に体重をのせてひつじをはさむけど、ひつじの体重も約70kg。脱出しようと格闘するひつじの強いこと。



なんとかして脱出を試みるひつじ。
押さえつけながら毛も刈るのは結構大変。

小学校の宣言「知識は教えません、知識を使う力を養います」

子供の学校偵察。
学校は子供たちのための学校、いつでもオープン、いつでも見に来てください、という姿勢。
今日は私たちの子がいる3.4年生のクラス。ニュージーランドの3.4年で、日本の小学校でいうと2.3年生。
1時間半のクラスが午前中2クラス、午後1クラスあって、毎日だいたい読み、書き、算数の3つを勉強する。
他の教科はないの??って感じだけど臨機応変にやってるみたい。例えば社会、理科は読み書きの中にふくまれいる感じ、担任の先生が休みの時は代わりの先生が美術の先生だったりして絵をかいたりしてる。日本に比べればこの辺は適当。

さて今日この子たちが勉強しているのはargumentative essay、日本語で論争?ってところかな?えらいレベル高いな、と早速ビックリした。
6つあるトピックの中から好きなのを1つ選んで論争になるように作文を書く。もちろん最後のしめは自分の意見とその理由。これって大学生の論文レベルじゃない?って日本で30年ほど前に教育を受けた私としては小学2年、3年の子にそんなことできるの?すごいレベル高い〜!と疑った。 

先生が声をかけたグループごとに作文をもって先生に見せに行く。
見せに行ったところで先生が添削するのではなく、意味がわからない、わかりにくいところを指摘はするけど決して答えは教えてくれない。
大体みんなargumentative essayの意味は分かっていて、うまく作文に持っていってる。
生徒たちは作文をもっとよくするためにgoogleでしらべたり、本で調べたり、しまいには教室の外で刈込の仕事をしてる用務員さんに聞きに行ったり、なんとかして作文を完結させようと奔走する。え?教室の外に出てもいいの?とか、時間がもったいないから早く答えを教えてあげればいいのに、と思ってしまった。
でも同時に、はやさを求めてるんじゃないことも分かった。
考えることが大切ってこと。自力でなんとかする力をつける。きっと生きていく力に繋がるにちがいない。
1時間半の授業はほんとうにあっという間に終わってしまった。



3か月のこひつじ親離れの日

今日でお母さんひつじとお別れ。
そうとも知らずに牧羊犬に追い立てられて走っていく。
中にはずいぶん大きく育ったこひつじもいて、一見親か子かわからないようなのもいる。

生後たった3か月。
今日からはお乳はもらえないよ、自分で草を食べて生きていくのよ〜。
1800頭のひつじたちが親離れ、離乳を終えました。
この1800頭はすべてふたごかみつごで産まれたこひつじ。
だからみんな小さ目。
それでも160頭の大きなこひつじたちはこの日ブッチャーに売られました。(写真)
太もものあたりにがっちり筋肉がついている。
このあたりからこひつじっていうよりはだんだんラム肉に見えてくる。扱い方も食べ物をあつかうように丁寧になったりする。
ブッチャーではお尻周りの汚いひつじは受け入れてもらえないので、そこだけきれいに毛を刈ってからトラックで運ばれて行きます。



競り市でひつじを競り落とし

来年のためのオスのひつじ2頭買ってきました。
ドーサーズ。
成長が早い種類で、うまれて4か月以内には出荷できる体重34kgになる可能性が高い。
もちろん品種だけによらず草の質や量、母体の健康状態も重要な要素だけど。



牛の病気と薬

今月初旬に購入したシェラレイアズとアンガスの混血の牛。買った時の記録
見回りにいったら普通の牛と同様、興味深々で近寄ってくる。10メートルくらいの距離まで。
すっかりうちのファームに慣れた様子。

でも一頭が病気で死にかかってる。
何かの菌にかかってしまったのでしょう。
かわいそうだけど、たまに起こること。
私たちの牧場とニュージーランドのほとんどの牧場では、日本では当たり前に行われている家畜への抗生物質の投与はせずに、完全に放牧で家畜を育てているから、強くて元気なものだけが生き残れる。

エサに抗生物質を混ぜて家畜を育てる方法では、家畜が病気にかからず、はやく成長できるけど、その背後で抗生物質に抵抗力をもつ更に強い菌(耐性菌)を生み出してしまって、もっと強い薬が必要になってしまってる。

この問題は年々大きくなってる今、わたしたちはこれからも薬を使わない自然な方法で家畜を育てたい。

牛ってフレンドリー。いつでも向うから寄ってくる






ニュージーランドでマーケット

カントリーマーケットにいってみました。
あれもほしい、これもつくってみたい、と頭のなかをアイデアでいっぱいにして、ファッジやチョコレート、ソーセージを買っては食べながらお腹もいっぱいにして、大満足のマーケットでした。




牧羊犬トレーニング 5か月半

スモークのトレーニング 年はまだ5か月半。
かしこい成犬の動きをみてかしこくなってね。
近づきすぎたり、間違えたり、仕事を覚えるのは簡単ではないから、時々はひも付きで。



スモークどこにいるの? 
何してるの??  
の連続だけど訓練中だから気にしない。
はじめのうちはみんなそうだから。






カーテンって真ん中で開けなくてもいいんじゃない?

一日がかりでカーテンづくり。
遮光の裏地をつけて真夜中みたいに真っ暗にできる。
左のカーテンはフリル付。
あるもので済ませたから右と左の幅がちがうし、生地もちがう。
こんな感じのちょっと変わってるのが好き。




損も得もとる

悩んでいた牛のこと。何を悩んでたかはここを見てね
80頭のうち半分の40頭を売ることにした。
後の40頭は1.2か月後に、牧場の草の量と、1kgあたりの肉の売値をみながら決めることにした。

今売れば高く売れる。1-2か月後には売値が下がるだろうけど、牛の体重も増える分、カバーできそうな時が来たら売る。しかもこれから草がどんどん育つ季節、40頭でも残すことで草の量のコントロールがしやすくなる。



損して得とれ

いつものように牧場をぐるっと見回り。
放牧なので牧場の隅々まで行かないと細かいことを確認できない。
川にはまって動けなくなってるひつじもおらず、
牛もみんなご機嫌の様子。
何も問題なく一安心。

しっかり草の量、育ち具合もチェック。
昨日、一昨日の雨の影響で数日中にはぐーんと伸びそうな感じ。
伸びた草はどんどん食べさせないといけない。食べきれず長いままほおっておくと質が落ちてしまう。
でも今のところ家畜の数が少な目なのでちょっと心配。

おまけに今、牛の売値が高いので80頭ほど売ろうかと考えてる。
先日体重測定した牛のうちの80頭が体重約500kgに達してる。体重測定はこの日のブログ
草のコントロールのために牛をキープするべきか、売ってしまって後でそこらへん草だらけになってから対策を考えるか。


ニュージーランドの学校行事

今日も雨。
牧場の仕事はなし。
なので学校行事に参加してきました。
ニュージーランド先住民マオリ族のポイづくり。
まずは教室でポイの作り方をyoutubeで学びます。
大人または6年生と6.7歳児がペアで作業にかかります。
毛糸を二人の手で編み上げて先にテルテルボウズの頭みたいなのをつけて出来上がり。
自分だけのポイに子供たち大満足。
模様をまっすぐに編み上げていくのが結構むずかしい。(相手は6歳と.7歳だし)
ポイダンスってこんなの






Te Kuiti 巨大壁画プロジェクト最終日


小さな町 Te Kuiti が素晴らしいアートでリフトアップ!!
ジェーミー シェーリー、デニース フォート、ブリジット アランをはじめとするビッグネームアーティストたちがボランティアで町を素敵に飾ってくれました。
Te Kuitiに来た時、通ったときはお見逃しなく!






Te Kuiti 巨大壁画プロジェクト

進んできた〜。
娘の好きなファンタジー系アーティスト Denise Fort 私も大好き。とっても良い人。
今日は彼女のお手伝い。緊張しながら黒の縁取りをさせてもらいました。たのし〜い。


          



隣のウィービングの女の子 Brigid Allan と

後ろのTui Jeremy Shirly のすごさに圧倒されながら自分の仕事に集中。ほんまに集中してたんかな?



追加で500頭ほどのこひつじ体重測定

今日も追加で500頭ほどのこひつじ体重測定。
快晴。

体重計に乗せるのに苦労するので、まずはいかにも大きいこひつじだけをドラフターで分け、その子たちだけ測定することにした。 そのおかげで一時間もかからず終了。
よかった、これで今日も巨大壁画プロジェクトにいける。

ひつじも体重測定

34kg以上のこひつじは何頭いるか?!
8月にうまれたこひつじも、この体重を超えると一人前のラム肉に。
試しに体重測定をしてみたら400頭中約1/4の100頭が34kg以上。(実際には一日あたり200g体重が増える計算で、2週間後位にそうなる予定で、今は31kg)
だから今日31kg以上のひつじには背中に青いマークをつけて、今月末ごろ、こひつじの相場が上がって、体重も増えたところを見計らって売ります。
売る日の予約ももう入れました。その位早くしておかないと思った時期に売ることが出来ないので。

こひつじたちは、それまでの間もうしばらくお母さんひつじと一緒に過ごします。
お乳をもらいながら草も食べ、しっかり体重を増やします。
もちろん少しでも重いほうが良い。1kgあたりでお金が支払われるので。

順番ですよ、並んでください」

おりみたいになってる体重計に入って計測

31kg以上は青いマークをつけて
いったんお母さんのもとに返します。
2週間後にブッチャーに売る直前までお母さんと一緒に過ごします。

Te Kuiti 巨大壁画プロジェクト

引き続きTe Kuiti アートプロジェクト
ハヤブサのJermieはこんなに大きなアートなのに昨日の午後と今日の午前中で完成。さすがプロ。
記名をして完了!
私も手伝ってるここ。
ほぼベースが完了、明日から描く段階に!