牛の病気と薬

今月初旬に購入したシェラレイアズとアンガスの混血の牛。買った時の記録
見回りにいったら普通の牛と同様、興味深々で近寄ってくる。10メートルくらいの距離まで。
すっかりうちのファームに慣れた様子。

でも一頭が病気で死にかかってる。
何かの菌にかかってしまったのでしょう。
かわいそうだけど、たまに起こること。
私たちの牧場とニュージーランドのほとんどの牧場では、日本では当たり前に行われている家畜への抗生物質の投与はせずに、完全に放牧で家畜を育てているから、強くて元気なものだけが生き残れる。

エサに抗生物質を混ぜて家畜を育てる方法では、家畜が病気にかからず、はやく成長できるけど、その背後で抗生物質に抵抗力をもつ更に強い菌(耐性菌)を生み出してしまって、もっと強い薬が必要になってしまってる。

この問題は年々大きくなってる今、わたしたちはこれからも薬を使わない自然な方法で家畜を育てたい。

牛ってフレンドリー。いつでも向うから寄ってくる