子供のスポーツ活動もニュージーランド流

ニュージーランドの第2学期。
今学期は毎週週末に冬のスポーツができて子供たちは大はりきり。

男女ともラグビー、サッカー、ネットボールから選べる。
選べるけど、男女一緒のチーム。


8歳で既に重量級の選手もいるよ

8歳の息子は迷わずラグビーを選んだ。
9歳の娘は友達がしてるからこれまた迷わずサッカーを選んだ。
この子の場合は何のスポーツでもいいみたい。
迷わなかったのは友達がいるから。
まあ、理由は何でもいいわ。
健康的に時間が過ごせて、楽しくて、チームスポーツから学ぶこともあるだろうし。

チームは学校内で募集がかかり、チーム分けがされる。
さすが、ラグビーは人気で、学年で2チームもできるほどの応募があった。
チームが発表されるとその親の中からコーチやマネージャー、差し入れの当番など役割分担をしてチームをやり繰りする。
そこそこのコーチがいるかいないかで楽しさに差が出てしまうのはたしかだけど、ママたちとパパたちでありったけの知識と経験を駆使してカバーする。
こうして素人軍団のコーチ陣と、素人軍団の選手が一つになって成長していくのはなかなかおもしろい。

そんなこんなで、親のための勉強会にサッカーチームのコーチと親同士で参加してきたわ。
幸いしっかりしたコーチがいるからほっとしてるけど。

勉強会ではどんなチーム作りをするべきかっていうことに重きを置かれていて、
子供の可能性を伸ばす練習の進め方、内容、声かけやらなんやら。
その中でも印象に残ったのは選手の声に耳を傾けること。
子供の自主性を育てるためにも、選手の言いたいことは全部聞いてあげることやって。
なんか耳が痛いなあ。
子供って言いたいことありすぎって思いがちやからなぁ。
選手でなくても人の話に耳を傾けるって大事なことやもんなぁ。
気をつけよう。

子供たちが喜んでする様々な練習方法もいろいろ教えてもらって、そのうちのひとつで「え?」って思ったのがこれ。
選手がボールを一人に一個づつもち、四角のなかでドリブルをする。
コーチが、「象」といえば象になったつもりでドリブルをする、アライグマといえばそうなったつもりでドリブルをするっていうやつ。象ならすり足でゆっくりのそっと歩きながらドリブルをさせるんだとか。
選手の個性とイマジネーションを高めるためにいいねんて。
そりゃあいいやろうけど、
サッカーに役にたつんやろうか??
そう思うのは頭がこりかたまってるんやろうなぁ。

すっかりのめりこんできたで。

それにしてもニュージーランドでは子供の教育を親がサポートする体制がよく整ってる。

子供たちの小学校では親たちに向けて、リーディングプログラムという講習会があって、
子供たちが上手く本を読めるように手助けをするものらしい。
もちろん英語の本を読む手助けだからこれは違うかな、うちは子供の方が読むのうまいしと思って参加はしなかったけど。

そういえば子供たちが幼稚園のときは親が同伴する幼稚園に通っていた。
子供はもちろんそこで遊んだり、遊びをとおして学んだりして、
その間、親は子供との遊びをとおして子供について、子育てについてを学ぶ。
学びの段階に応じて級がもらえて、級が進むと最終的には幼稚園の先生の免許がとれるようになってたし。

どれもこれも素晴らしいシステムやなぁ。