ひつじのファーム始動

妊婦の超音波検査。
妊婦というか、妊羊の。
この金属製のおりの中にひつじを一頭ずついれて、緑のテントみたいなのに入ってる人がひつじのお腹に機械をあててモニターにお腹の様子を映し出す。
人間と全く一緒。
ジェルを使って滑りをよくするところまで一緒。

え?!
ひつじにまでジェルを使うの?
えらいご丁寧やな、と思ったら、
実はこっちの都合らしい。
その方がやりやすいからだって。


900頭のひつじをスキャンして、
170%の結果。
1530頭のこひつじがうまれることになる。

ふたご以上が600頭、ひとりっ子が250頭、妊娠してないのが50頭。
このふたごたちのお母さんはこの段階で別に分けられる。
うまれるのは今から2か月先だけど。
うまれてからでは手遅れ。
ひとりっことふたごが何百頭単位でうろうろ動き回ったらどうしようもない。
そしてふたごだけが血統をついでいく。

スキャンの対象にならない1000頭のひつじも同じくらいの確率として、予想は1700頭のこひつじ。
対象外になってるのはこのグループのこひつじは肉専門だから。うまれてきたら早かれ遅かれ全員肉になる。


静かだったファームが賑わう日もちかいなぁ。